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【過払い請求の成功事例】貸付停止の論点あるケース①

概要

貸付停止の論点ある事案で,過払い請求訴訟を行い,当事務所の主張に近い金額で和解しました。

・クレディセゾンの主張約25万円

・当事務所の主張はMAX259万円(推定計算込み

取引履歴ある分の主張金額246万円

・245万円で和解が成立(訴訟外和解→訴訟取下げ)

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詳細

要約

貸金業者は大手クレジットカード会社(クレディセゾン)貸付停止措置(10年以上前)による充当合意の消滅と消滅時効の進行を主張消滅時効未完成の約25万円のみが過払金と主張,和解案として60万円提示

当事務所貸付停止措置による充当合意の消滅を否定。クレジット会社は度重なる延滞により貸付停止措置を行ったと言うが,貸付停止措置時点で既に過払い状態あり,①貸付停止措置は契約上の合理的根拠がなく,②引直し計算・過払い請求により信用状態は容易に大きく変化するため,貸付再開の蓋然性もある,と主張。当事務所の主張額は,取引履歴のない部分の推定計算を含め259万円定部分を除いても246万円

・和解額 245万円

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主張金額の詳細

①クレジット会社が主張する計算方法による金額

<貸付停止措置による時効進行,大部分の消滅時効が前提>

・最終取引日までの元金 18万1543円

・最終取引日までの利息込み 19万6778円

・入金日までの利息込み 25万2434円

 

②クレジット会社の和解案

・60万円

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③当事務所の主張額(1):請求者にとっての最有利計算

※Ⓐ延滞が一切ない前提で法定金利で過払金を都度充当計算+Ⓑ取引履歴がない古い時期も推定計算により一定の過払金を計上(下表の赤枠)

クレディセゾン推定

元金167万0116円

最終取引日までの利息込み 208万1812円

入金日までの利息込 259万3828円

推定計算結果クレディセゾン

 

④当事務所の主張額(2):③から推定計算部分のみ除外

元金  158万5490円

最終取引日までの利息込み 208万1812円

入金日までの利息込み 246万0036円

クレディセゾン開示部分

和解額(訴外和解,訴訟取下げ) 

・245万円

(取引履歴ある部分の,ほぼ満額)

 

【解決に至る経緯・期間】

・受任~取引履歴開示 2か月余

※消費者金融会社よりクレジット会社の方が長くかかる,連休を挟んだ

・取引履歴開示~訴訟提起 1か月余

・訴訟提起~クレジット会社の和解提案(60万円) 約1か月半

・60万円の和解提示~和解成立(245万円) 約半月

・和解成立~入金 3か月余

 

・受任~入金  9か月弱

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