Q 金利が29.2%から18%に下げられた後は、利息の払い過ぎはないですね? A いいえ
いいえ、18%に下がった後も、利息の払い過ぎがあります。
最近、次のような相談がありました。
Q 5年前から50万円を29.2%で反復して借りていたら、3年前から金利が18%になったので、今、借りている約50万円については、金利の払い過ぎはないですね。
A いいえ、18%に下げられた後にも、払い過ぎがあります。
1)まず、過去の29.2%の支払いについて、制限金利は18%ですから、11.2%分は利息の払い過ぎです(元金50万円であれば年間5万6千円分)。
2)払い過ぎ分は、元本返済に充当したものと扱われます。ですから、元金が50万円→45万円→39万円とどんどん減っているのです。
3)18%に金利が下がった時点では、払いすぎにより、元金が35万円程度になっていたと考えられます。35万円の18%が上限なのに、50万円に対する18%を支払っているのであれば、金利が18%でも、なお、利息の払い過ぎが発生しています。
上記の例のように、18%に金利を下げられた後も、払い過ぎが発生している例が数多くあります。