子の引渡しの強制執行(直接強制)に成功した事例
遠隔地において,子の引渡しの強制執行(直接強制)に成功した事例
- 離婚の種類
- (引渡し当時)調停中(その後,裁判に移行)
- 依頼者
- 20代女性,大阪府在住
- 相手方
- 夫:遠隔地在住,技術系会社員
- 子供
- 3歳児
- 居住
- 別居
- 事案内容
- 妻が家を出る際,夫に騙されて子供の身柄を奪われた。本人による離婚調停申立て後に当事務所に相談,委任。監護権指定審判,子の引渡しの審判,審判前の保全処分を当事務所で申し立てた。
- 解決内容
- 3事務所に相談し,当事務所に委任があった。子の引渡しを優先して早急に手続きを進めた。裁判所が審判前の保全処分の決定をした後も,夫は任意の履行をせず,裁判所の履行勧告にも従わなかった。間接強制と直接強制の執行申立てを行い,2回目の直接強制の執行で子の引渡しに成功した。夫と親族の物理的抵抗や理詰めの反論に遭って執行は難航した。執行官に,警察官7名,開錠技術者が応援に加わり,執行に3時間以上,大阪からの往復を含め9時間以上かかった。