紛争を長引かせず,負担を最小限に留め,迅速・円満に解決した事例
受任後6日で協議離婚の合意が成立した事例
- 離婚の種類
- 協議離婚(相手方申立ての離婚調停は取り下げられた)
- 依頼者
- 50代男性,兵庫県在住
- 相手方
- 妻:別居後に離婚と婚姻費用請求の調停を申し立てた。
- 子供
- いない
- 居住
- 別居
- 事案内容
- 妻が家を出て,離婚調停を申し立てた。婚姻費用分担請求調停で月20万円も請求された。中堅事務所の弁護士に依頼していたが,対応に不安や不満があった(初回調停期日に上席弁護士が同席せず,若手だけ同席すると言われた)。
- 解決内容
- 受任後(相談後)6日目で相手方と相互に金銭的支払い無しの条件で,協議離婚の合意が成立した。離婚調停・婚姻費用請求調停は取り下げられ,3週間以内に委任業務が全て終了した。
- コメント
- 他の事務所から当事務所に委任し直したことで,裁判所における調停で相互に主張を戦わせることなく,迅速・円満に協議離婚が成立し,調停は直ちに取り下げられました。依頼者の相手方への支払い金額は,財産分与・慰謝料・婚姻費用いずれも0円でした。
女性が一方的に離婚を決意して裁判所に申立てを行い弁護士に委任した場合,やり直すことは難しい上,男性側は離婚に応じるまでの間,婚姻費用を請求されるケースが珍しくありません。
やり直しが困難と見られる調停事案で,長期化を避け,双方当事者の負担の軽い早期の協議離婚で解決できた事案です。 - なお,本件の離婚合意の内容は当事務所が主導しましたが,相手方の代理人弁護士が力量のあるベテランで,離婚成立による早期解決を優先したことも,協議離婚成立の要因だったように感じます。