過払い請求の動向と、6月の取得実績
当事務所の6月の過払金取得実績は下記の通りです。
・総額 2161万3216円
・1-6月累計 1億3357万2376円
(前年同期6138万7200円、+118%)
(ご参照 22年7-12月 1億3821万5507円)
・業者別
アコム 702万5000円
CFJ 604万6000円
プロミス 478万7000円
アプラス 120万0000円
シンキ 100万0000円
レイク 90万0000円
その他 65万5216円
(その他は、オリコ・オリックスクレジット・フロックス)
【近時の動向】
今月は比較的高額の入金となり、1-6月累計でもピークだった昨年下期とほぼ同水準(▲3.36%)となりました。
もっとも、入金は高額推移しているものの、新規の相談は大幅に減少しています。
具体的には、昨年6月の改正貸金業法の完全実施、9月の武富士の会社更生法適用申立て、今年2月の武富士の債権届出期限、により過払い請求の相談が激増した反動で、全国的に過払い請求が減少しています。また、大阪では東京の弁護士法人事務所の支部開設ラッシュのため競合が激しくなっています。更に、当事務所では弁護士が1名減ったこともあり、既存案件の処理を優先しています。
当事務所の月別の引直し計算上の過払金額(最有利計算による)を見ると、近時は大幅な減少が見られます。
(ピークは詳細集計開始前の22年3月新規の約8500万円)
22年 5月 4039万2855円
22年 6月 6835万3605円
22年 7月 7385万4211円
22年 8月 2287万5619円
22年 9月 2594万2966円
22年10月 967万1021円
22年11月 3086万1434円
22年12月 3463万8439円
23年 1月 1298万6684円
23年 2月 2529万5999円
23年 3月 3525万6003円
23年 4月 606万0175円
23年 5月 1376万2220円
23年 6月 843万5022円
複数他事務所からの情報、複数コンサルタントからの情報も踏まえると、過払い請求の新規の相談は、23年3月以降、大幅に減少していることは間違いないようです。
このことは、時事通信などの報道でも伝えられている通りです。
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201105/2011052800183
引き続き、貸金業者の経営は厳しいですが、悪化の度合いは以前よりは緩和される見通しです。