過払い請求の最近の動向と5月実績
(平成年月) (過払い金取得総額) (うち、140万円超のもの)
22年5月 1072万3875円 ( 573万8059円)
■動向
近時、改正貸金業法の施行を控え、債務整理や過払い請求の依頼が増加しています。
当事務所では、3月以降の依頼案件の計算上の過払金は、毎月2、3千万~1億円近くにもなっており、激増中です。
もっとも、貸金業者の財務状況は悪化しており、過払金支払いまでの時間が長期化しています。また、強制執行をしても回収が困難な業者、廃業する業者、倒産する業者が増加しています。上記の計算上の過払金についても、業者の廃業や倒産、支払いの長期化により、実際に回収する金額は8割程度と思われ、期間も平均半年以上かかると思われます。
過払金については、従来以上に早い者勝ちの様相になっており、長期の高利借入金がある方は、早めの過払い請求をお勧めします。
なお、司法書士は140万円超の過払い金返還請求について訴訟代理権がない制約がありますが、140万円以下についても、簡易裁判所の判決に対して地方裁判所に控訴されて対応できなくなる場合があります。
過払金の満額回収については、経験ある弁護士への依頼をお勧めします。