米国法律事務所と弁護士会（ＡＢＡ）総会の視察 ２０１３ （１）
法律事務所とアメリカ弁護士会（ＡＢＡ，American Bar Association、正確にはアメリカ法曹協会）の視察旅行でサンフランシスコに到着した。本日から，米国視察旅行について記事で報告していきたいと思う。
主催は船井総研（担当：出口，鈴木，神徳），旅行会社はトップツアー（担当：大倉，山本）。
船井総研の出口恭平氏は，法律事務所のコンサルタントとして日本で第一人者だろう。「弁護士のためのマーケットマニュアル」，「弁護士のためのマネジメントマニュアル」（第一法規）などの著作がある。各弁護士会での講演，情報交換や，政府関係からのヒアリングなど，この分野で活発に活動している。
船井総研の視察ツアーでは弁護士が大勢集まるのだが，今年は５月のＧＷ明けにシンガポール視察ツアーがあり，その３ヶ月後の年２回目の海外視察だったこと（年２回は今回が初めて），夏休み・お盆と重なったこと，距離や時期もあって価格が高かったこと（前回のシンガポール視察に参加したＳ弁護士によれば，今回１名の代金が前回家族＝妻子をあわせた全員の料金と同じ）などもあり，わずか４弁護士の参加だった。
船井総研としては赤字だろうが，参加者には濃厚なツアーとなった。船井総研ではスタッフ研修の意味もあり，ＡＢＡ＝米国弁護士会の見学価値もあって，弁護士の応募が０であっても行っていた，とのことだった。船井総研は他のビジネスで当然行われているマーケティングやマネジメントの手法をコンサルティングを通じて法律事務所に導入する指導をしている。古いタイプの弁護士の中からは，ビジネスライク過ぎる，金儲けへの意識が強すぎて弁護士業界には合わない，などの批判もあるが，古いタイプの弁護士から見ても，法律事務所や弁護士にとって勉強になる企画・研修もある。良いところは積極的に取り入れるべきだろう。
私個人は海外渡航自体が約１５年ぶりであり，パスポートの再作成や旅行用品の買い入れなど面倒もあった。しかし，梅田支部が梅田ロフトの隣にあり，ロフト一階の海外旅行用品売場は便利に利用できた。
【梅田ロフトの旅行用品売場】
【大阪弁護士事務所 梅田支部へのアクセス ・・・ 梅田ロフトの南隣】
梅田支部のあるジオグランデ梅田は，東隣には日本一の書店（丸善ジュンク梅田），北隣には梅田ロフトがあり，ヨドバシカメラや百貨店も近く，非常に便利だ。
→ 弁護士法人 大阪弁護士事務所 梅田支部 へのアクセスの詳細
梅田ロフト１階の旅行用品コーナーでは、大きさごとに色分けされた衣料圧縮パックなど，便利なツールが沢山販売されていて，助かった。
携帯靴磨きも買っておいてよかった。世の中，いろいろな分野でどんどん進歩していると思う。
宿泊ホテルは，Executive Hotel Vintage Court San Fransisco。ユニオン・スクエアの北，３ブロック目の南側，ブッシュ通り北側のホテル。そこから，東に少し（１ブロック半）進むと中華街の門があるところだった。中華街は世界のどの都市においても、ダウンタウン（都心部）の周辺で、ダウンタウンとの境界線あたりに位置するという。
ホテルには暖房がなく，朝方，寒かった。日本のホテルと違い，便座の暖房もウォシュレットもなく，風呂もなく，シャワースペースはわずか半畳だ。トイレ，風呂は日本が一番だと思う。今年の１月に企業再生研修で５連泊したＪＡＬホテル（市谷）でも便座が冷たかったが，それでも今回のホテルより良い。・・・トイレとバスは日本が一番だと改めて思う。
今回のツアーで航空会社がＪＡＬだったため，ＪＡＬカードを作ったが，残念ながら，過去のマイルが遡って付されるのは半年までで，１月のＪＡＬホテル５連泊のマイルはつかなかった。
飛行機では軽食や飲料を頼むことも出来たが，私はテンピュールのアイマスク（千原ジュニアがテレビで押していたもの）でほとんど眠っていた。機内は最初は暑かったが，途中で寒いくらいになり，長ズボン→半ズボン，靴下なし（靴はクロックスのサンダル）とした後，機内の温度が急激に下がったため，Ｔシャツを２枚に重ね着した。これに毛布や枕で丁度良い温度だった。
なお，米国での入管手続きでは行列となり，約１時間かかった。入管手続きの時間については，海外に出るたびに，何とかならないものか，とその非効率性について感じる。
