米国法律事務所と弁護士会(ABA)総会の視察旅行 2013 (7)
ABA(米国法曹協会)の年次総会2013の続きです。
2 ベストセラー作家のパネルディスカッション
The Law As A Platform for Writing - Best Selling Authors Panel
~ 書くことの基盤としての法律 ~
ドッド・フランク法のセッションを退席した後(→前回記事)、著名な法律家ライターのパネルに移動しました。
左から、シェルドン・シーゲル(Sheldon Siegel)、デイビッド・スチュアート(David O. Stewart)、マルシア・クラーク(Marcia Clark)。
パネラーの3名はいずれも法律家のベストセラー作家です。
右端の司会者のボストン氏自身も法律家であり作家(+野球歴史家)です。
このセッションは、下記のプログラムでの紹介のように、今回の年次総会の目玉の一つになっているようでした。
シェルドン・シーゲル(Sheldon Siegel)氏は、法律家であり、作家です。
私は、シェルドン・シーゲルとシドニー・シェルダン(ゲームの達人などのベストセラー作家)を混同して、やや興奮気味でした。
実際は、シーゲル氏はシドニー・シェルダンほど有名ではありませんが、ウィキペディアでも紹介される著名作家です。
→ ウィキペディア
→ 公式サイト
マルシア・クラーク(Marcia Clark )女史(上の写真で右から2番目)もウィキペディアで紹介されています。
O.J.Simpson(O.J.シンプソン)の殺人罪での刑事訴追を行った主任検事を務め、作家に転じました。
→ ウィキペディア
→ 公式サイト
シンプソン事件は著名スポーツ選手(フットボール選手)が殺人容疑で訴追され、民事でも損害賠償請求をされた事件です。刑事は無罪でしたが、民事では殺人を認定されました。テレビ放送が全米的な関心を呼びました。
デイビッド・スチュアート(David O. Stewart)氏もまた、ウィキペディアで項目があります。
→ ウィキペディア
→ 公式サイト
弁護士から転身した作家としてウィキペディアで紹介されています。学者肌の方でした。
途中参加でしたが、スピーカー(演説者という英語の意味でなく、音声機器という日本語のスピーカーの意味)の前の席に座り、参加者の話し方も発声が明確だったため、聞き取りやすく、通訳なしでも意味をとることが出来た。
書くことの法律文章への影響(短く、端的で、パンチがあり、分かりやすく伝えるようになる)、書くことの癒し効果、電子書籍やインターネット情報など新しいメディアとの関係、など、幅広い話題に触れられ、また、著名人のオーラに触れられて、楽しかった。