アイフルの動向
アイフルは4月1日に予定されていたライフを含むグループ企業の分割・再編を7月1日に延期しました。
これについて、少なくとも6月末日までは過払金を支払い、9月末までは存続するという見方と、組織再編を諦めたのではないか、との見方が交錯していました。後者の見方については、アイフルの福田社長と懇意である住友信託銀行会長が顧問に退いたことも要因とされました。
その後、4月期限の過払い和解事案について、当事務所では今のところ過払金が入金されており(8日までで206万円)、対応に特に目だった変化はありません。
もっとも、過払金の支払いを命じる判決を放置して強制執行を受け、当日あわてて支払いを手配して取り下げを求める事案も出始めており(他事務所の事例。当事務所では3月までに判決が間に合うタイミングの案件は強制執行前に回収済です)、予断を許さない綱渡りの状況が続いています。
引き続き、当事務所では、アイフルについて、他の体力ある貸金業者と異なる扱いをし、満額回収にこだわらず、早期回収を第一に考えて対応する方針です。