大阪地方裁判所第6民事部(本庁)における破産事件の状況
大阪地方裁判所第6民事部(本庁)における破産事件の申立件数や処理状況の概略についてご案内します。
1 破産申立件数
平成21年に6年振りに増加に転じましたが、
平成22年は再び減少しました。
金融円滑化法の影響が指摘されています。
(大阪地方裁判所第6民事部における破産申立件数)
平成16年 15,618(法人 863・自然人14,755)
平成17年 13,617(法人 827・自然人12,790)
平成18年 11,921(法人 777・自然人11,144)
平成19年 10,884(法人 847・自然人10,037)
平成20年 10,032(法人1010・自然人 9,022)
平成21年 10,457(法人1061・自然人 9,396)
平成22年 9,965(法人 907・自然人 9,058)
2 事件の終局と免責決定
免責不許可となったものは、おおむね0.1%前後で推移してます。
これは、一つには同部で「免責観察型」の運用により、そのままでは免責許可が困難な申立人について、観察期間の観察・指導・監督により、裁量免責事情として考慮し、免責がされることがあります。
また、もうひとつの要因としては、免責不許可の心証開示により、申立人が取り下げることが挙げられます。
(大阪地方裁判所第6民事部における破産申立の終局件数と内容)
★不許可・その他以外は免責許可
平成16年 15,050件(不許可19、その他144)
平成17年 14,165件(不許可13、その他102)
平成18年 11,518件(不許可14、その他158)
平成19年 10,258件(不許可 4、その他167)
平成20年 9,123件(不許可17、その他102)
平成21年 9,112件(不許可10、その他108)
平成22年 9,466件(不許可 9、その他105)
平成22年における不許可の比率は0.1%、その他は1.1%です。