武富士への過払い債権届出数(2月末78万人)とスポンサー入札延期
武富士への2月末時点での過払い債権届け出者数は約77万6千人となったことが報道されています。
これは約200万人と言われていた潜在過払い債権者数の4割に満たない数です。
しかし、1月末での届出数が33万人だったこと、2月末までに書類申請をしていれば今後も債権届出を受け付けること、少額の人は届出をせず、高額の人が届出をする傾向を考えると、届出債権総額は1兆円を超える可能性が充分あります。
また、スポンサーの入札については、予定の10日から22日に延期されました。
なお、スポンサー候補としては、Jトラスト、東京スター銀行、サーベラス、TPGキャピタル、A&Pファイナンシャルを挙げる報道があります(ロイター記事)。ロイターの報道では直接名前の出ていないネオラインキャピタルなど、他社の動向に注目する人もいます。
日本経済新聞社の報道によれば、「破綻時の債務総額は4300億円、資産が5800億円」とされています。しかし、武富士の債権者説明会の資料によれば、平成22年6月30日時点の債務が433,608百万円(4336億円)ですから、報道はやや不正確であるとの印象があります。