交通事故の解決事例を2件,アップしました。
交通事故のページに,解決事例を2件追加しました。
1件は,後遺障害診断書に不自然な訂正があった事例でした。
→ 【大腿骨骨折,偽関節】後遺障害併合5級,1574万円獲得事例
基本事項として,
・可動域制限は,健側と患側を,原則として他動での可動角度を比較して行います。
・股関節では,「外転+内転」「屈曲+伸展」のいずれかが2分の1以下なら10級,4分の3以下なら12級級が認められる可能性があります。
上記の後遺障害診断書の可動域の「外転+内転」は,
・訂正前 (健側)50度(患側)20度 → 2分の1以下(10級)
・訂正後 (健側)35度(患側)20度 → 2分の1以下にならない(4分の3以下で12級)
と,2等級も変わります。ギリギリで等級が下がるように変更された事案でした。記載した補助者は退職しており,訂正の理由や経緯も分かりませんでした。
そもそも,測定器による測定がされておらず,目分量の測定値が,後に訂正された事例です。
測定器を用いた医師の測定では,2分の1を下回りました。下肢の他の2関節も2分の1であるため併合8級,大腿骨の偽関節で7級の認定が取れ,併合5級1574万円の獲得となりました。
もう一つは,1年3ヶ月の本人交渉で約1700万円の呈示が限界だった事例です。当事務所への委任後,早期に+約900万円の約2700万円が入金となりました。早期大幅増額の事例です。