過払金取得実績と過払い請求の動向(25.7)
■当事務所の過払金取得実績■
平成25年2月 536万1412円
平成25年3月 963万1016円
平成25年4月 1119万1230円
平成25年5月 206万0357円
平成25年6月 478万2000円
平成25年1-6月累計 3985万5610円
(前年同期比 ▲652万7800円,前期(24年下期)比 ▲5625万6868円)
■半期ごとの過払金取得額の推移
平成25年1- 6月 3985万5610円
平成24年7-12月 9611万2478円
平成24年1- 6月 4638万3410円
平成23年7-12月 6831万3069円
平成23年1- 6月 1億3354万2676円
平成22年7-12月 1億3821万5507円
平成22年1- 6月 6138万7200円
(平成21年通年 7508万円, 平成20年通年 8547万円)
■当事務所の動向
平成22年下期から平成23年上期が過払金取得のピークであり(各1億3千万円台),その後は減少傾向が続いています。もっとも,平均的な法律事務所との比較では,健闘している部類だと考えられます。
7.8月合計で3000万円以上の過払金の取得があり,下期は上期より大幅に増加する見込みですが,通年で1億に届かない可能性もあり,平成24年の1億4千万を下回る見込みです(現時点での入金済分+和解済分で25年取得確定分は約8100万円)。
今年(平成25年)上期の当事務所の個人向け売上ですが,既に交通事故が債務整理(過払い請求を含む)を上回っています。他分野の成長で経営が安定化したため,過払い請求や債務整理についても,再度,力を入れて行きたいと考えています。(なお,円安の影響で法人向け売上の柱である為替デリバティブ被害対応が件数・売上とも減少する見通しです)
当事務所は6月決算で,現在,平成25年6月決算の集計中です。売上は前期比で約60%増となる見込みで,法人売上の最高値を更新する見込みです(平成23年6月決算をわずかに上回る見通し)。もっとも,平成24年6月期は前期比実質で売上50%減,表面でも売上約4割減でした。また,平成23年6月期は法人化間もなく,個人売上がかなり残っており,売上計上方法の変更もあり(過払い報酬の計上を和解時点から過払金取得時点に変更=武富士破たんにより,和解しても入金にならないケースが生じたため),実質的には23年6月期がピークです。25年6月期は実質ピークの平成23年6月期の実質売上比(個人合算,計上方法変更分を補正後対比)では約15%のマイナスとなる見込みです。
★過払い請求の動向★
個人のブログ記事でも書きましたが,
→ 過払い請求の動向 ・・・ 回収状況の改善 (平成25年7月)
近時,過払金の回収状況に改善が見られます。
まだまだ,訴訟をしないと大幅に値切られますし,本人交渉より弁護士への依頼の方が有利な状況(金額は多く,支払いまでの期間は短くなる)は変わらないと思いますが,以前に比較すると,消費者金融の経営にゆとりが出ているようであり,以前に比べて,支払いの先延ばしや減額依頼が弱くなっているように思います。