IPBA(環太平洋法曹協会)と大阪渉外実務研究会
平成25年9月30日,大阪弁護士会の渉外実務研究会と懇親会に参加しました(代表弁護士,重次直樹)。
私は同研究会のメンバーではありませんが,今回はIPBA年次総会(2013年,ソウル)の報告会で,メンバー以外でも参加できました。
IPBAはInter-Pacific Bar Association(環太平洋法曹協会)の略です。
IPBAは1991年に東京で設立され,アジア・太平洋地域に居住する,又は高度な関心を持つ法曹が中心となる法曹協会です。
IPBAのメンバーは65の国又は地域から1450人を超え,年次総会には1000人規模の参加があります。
IPBAは,初代会長・事務総長ともに日本人で,事務局も創立以来,東京にあります。
日本人が創立と運営・発展に大きく寄与し,現在まで中核的な役割を担っている稀有な国際組織です。
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本日のIPBAの報告会と懇親会には,大阪を代表する弁護士(大阪で弁護士数1位の大江橋法律事務所の代表社員,パートナー弁護士)で,IPBAの会長も務めた国谷史朗弁護士も参加されました。
→ 国谷史朗弁護士
ご夫人は「クローズアップ現代」の国谷裕子キャスターです。
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私は,8月にABA(米国法曹協会)の年次総会(サンフランシスコ)に参加しました。
視察旅行後,サンフランシスコでの生活や,米国弁護士資格(特にカリフォルニア州弁護士資格)の取得や渉外業務に興味を持ち,サンフランシスコの中心街にあるカリフォルニア大学hastings校でLLMを取得された神川朋子弁護士に連絡を取り,今回の会合を知った経緯です。
→ NewYork州弁護士になろう hasitings校の関係記事
また,「日本のローファームの誕生と発展」(編集代表:長島安治,商事法務)の長島安治氏の著作部分を読んで感動したことや,自分の経営する法律事務所の業務分野の拡大について模索していたことも,今回の参加に影響しました。
世界経済の急速な一体化に伴い,クロスボーダーでの法務処理の必要性は高まり,また,法規範の内容や運用について,相互の影響が高まっていく状況にあります。
私自身,また当事務所でも,渉外業務の知識や人脈を蓄積させていこうと考えています。