米国法律事務所と弁護士会(ABA)総会の視察旅行 2013 (5)
今回は、ABA総会に参加。
ABAは米国法曹協会、American Bar Associationの略で、日本の弁護士会に類似する。強制加入団体ではなく任意加入である点は異なるが、最も多くの会員を擁し、弁護士会に類似する機能を有する。
今回の視察ツアーの目玉は,ABA年次総会(annual meeting)への参加。
→ ABA 年次総会
今年はサンフランシスコで開催され,船井総研で視察ツアーを企画できる地域であるため,法律事務所関係では今年2回目の海外ツアーとなった。いくつかのセッションに参加した。12日にはヒラリー・クリントンも登場するが,残念ながら私たちは参加できない。
【ABA年次総会の登録完了メールと登録証】
【2013年次総会のプログラム】
プログラム冊子や肩掛けカバンが無料配布される。また、会場は無線LANが使える上、プログラムのダウンロードサービスがあり、iPADで各内容を詳しく見ることができる。これが非常に便利だった。iPAD用のアプリが紹介されるセッションがある(後記の参加プログラム4)など弁護士業務のIT化については、米国はかなり進んでいる。
【目玉の来場者で受賞者のヒラリークリントン,及び,サンフランシスコ市長】
昨日の法律事務所の視察に続き、英語の通訳は鈴木淳司弁護士が担当する。昨日と異なり、通訳を前提としない米国弁護士向けの内容を同時通訳する必要があり、通訳者の負担は極めて重い。4セッションも通訳を担当された鈴木淳司弁護士には心から感謝したい。
※今回の視察ツアーでは、基本的に8名で動くことが多く、うち日本弁護士4、コンサルタント3、現地弁護士1だが、各1名(計3名)が鈴木姓だった。日本の鈴木弁護士もタフだが、現地の鈴木弁護士はさらにタフで、頭が下がった。
私が参加したABAセッションは
(1 内部告発の最新情報)
2 The Law As A Platform for Writing - Best Selling Authors Panel
ベストセラー作家のパネルディスカッション 書くことの基盤としての法律
3 アメリカ最高裁判決レビュー 2012
4 Cutting Edge Apps for Lawyers、弁護士のための最新アプリ活用術
(5 ロバート(最高裁長官)・コートの6年間)
1と5は少し参加して退席、2・3・4に本格的に参加した。